実査チェックシートというのは任意売却を行う上で必要となる書類の1種で、物件の価値や内容に関する詳細な情報を調査を元にして記載したものです。任意売却の際の実査チェックシートには戸建て住宅専用のものとマンション専用の2種類があります。書式に関しては特定のフォーマットなどは規定されていません。住宅金融支援機構からの借入で住宅を購入していた場合には、任意売却を行う際には実査チェックシートの提出が不可欠となります。

戸建て住宅の実査チェックシートの内容は次のようになっています。まず調査を行った年月日を記入し、戸建て住宅の持主の氏名、物件の所在地を記入します。次に続く項目は大きく3つに分かれており「土地」、「建物」、「その他」となっています。最初の土地については基本情報として最寄り駅や地積を記入します。最寄り駅の欄にはどのような交通手段を用いるか利用線名や駅名、その他物件までの徒歩やバスによる所用時間も記入します。また地積で重要な点として市街化区域であるか市街化調整区域であるかなどをチェックする箇所があります。次に交通近接状況としてどのほどの徒歩で最寄りの店舗に至るかを記載します。また街並は「優れる」、「やや優れる」、「普通」、「やや劣る」、「劣る」などから選択します。近隣に危険施設等があるかどうかも記入しなければなりません。

環境に関しては騒音や振動に関する報告と日照や採光に関する情報とが明記されます。街路状況では方位、幅員、整備状況、舗装状態などの区別を明記します。画地状況というのは間口の広さや土地の形状のことです。併せて周辺の画地状況も報告します。

土地の次には建物の詳細を記入します。まずは木造軸組、2×4、木質プレハブ、鉄骨造、RC造などの構造を記載し、総床面積を平方メートルで記入します。築年月日も重要です。間取りに関しては5LDKで南向きの部屋が3室以上ある場合は優良となり、4LDK以上で南向きの部屋が2室以上ある場合は標準、それ以外は劣ると言うことになります。この他、高耐久性やバリアフリー、省エネなどの対策が施されている場合には性能評価として記載します。

最後に市場性にかかる所見を細かく記載する「その他」の欄があります。ここには建築会社が大手によるもので状態が非常に良い、駐車するスペースが確保されている、デザインが秀逸であるなどの任意売却の際のセールスポイントを記入します。その他敷地の略図なども必要です。